背景
近年、大規模な震災が発生し、国民の防災に対する意識は高まりました。日常の生活空間の防災をどのようにすれば良いのか。できることは行いたいといった気持ちが働いています。
しかしながら、身近な家具や棚の転倒を防ぎたい気持ちがある反面、突っ張り棒、L字型金具、滑り止めなど、既存の転倒防止器具は、部屋にキズをつけてしまう、美観を損ねてしまう、自分だけでは設置ができずに、頼まないとならないといった煩わしさがあり、いまだに転倒防止を施していない家庭や事務所が多いのもの事実です。
そこで、安全で安心できる生活空間を確保するために、踏み台やネジ回しを使わずに高齢者でも安全に設置できる転倒防止器具の開発を目指しました。
従来品の課題
従来の代表的な転倒防止器具
突っ張り棒・L字型金具のデメリット
- 家具や壁にキズを付ける。
- 上面のないスチール棚などには使用しにくい。
- 設置には踏み台やネジ回しが必要となり高齢者による設置は難しい。
RSPのメリット
- 家具や壁にキズを付けない。
- 上面の形状には影響を受けずに使用できる。
- 設置には踏み台やネジ回しを必要としない。
- 美観を損なわない工夫ができる。